装置部品は試作品の製作を依頼するのが一般的
装置部品は、大量生産に入る前に、別の業者に試作品の製造を依頼するのが一般的です。いきなり大量生産に入ると、部品の設計ミスなどがあった際にすべて作り直さなければならず、余計なコストがかかってしまいます。
大量生産品を主に取り扱う業者は、少量の試作品の製造には対応していないケースが多いです。
一方、試作品製造に対応している業者は、小ロット生産や細かい仕様の調整、迅速な納期対応など、柔軟性に富んでいます。試作段階での動作チェックや、発見された問題点の改善にもスムーズに対応可能です。
タムラエジアでは、装置部品の試作品作りをお受けしています。最新の設備と高度な知識、技術を持った若手エンジニアが、どのような試作品のご依頼にも柔軟に対応いたします。
装置部品の試作が重要な3つの理由
装置部品の試作が必要とされる理由には、主に以下の3つがあります。
- 大量生産前に問題点を発見できる
- 耐久性や安全性のテストができる
- 大量生産後の修正コストを削減できる
いきなり大量生産に入ると、設計段階で見逃していた問題が発生した場合の修正が大変です。大量生産用に投入した資金や専用設備が無駄になり、大幅な手戻りが生じる可能性もあります。
装置部品を大量生産する前に、耐久性や安全性のテストをおこない、大量生産前に設計どおりの部品に仕上げられるようにしましょう。
大量生産前に問題点を発見できる
装置部品の試作は、大量生産前に問題点を発見するための大切な工程です。設計図面どおりに部品を製作しても、形状の再現性や精度が不十分であったり、不良率が高かったりなど、トラブルが発生する場合があります。
試作で見つかった問題をもとに図面や仕様、製造工程などの改善を繰り返していけば、大量生産時のトラブルを最小限に抑えることが可能です。試作段階で問題点を発見するためには、想定される不良やトラブルをリストアップし、実物でチェックをするとスムーズです。
耐久性や安全性のテストができる
耐久性や安全性のテストが可能という点も、装置部品の試作が重要な理由の一つです。使用時の破損リスクの低減や、部品の寿命を把握するためには、耐久性や安全性のテストが欠かせません。
どの装置部品かにもよりますが、代表的なテストとしては、一定の高さから部品を落とす落下試験や、過酷な条件下で故障までの時間を評価する寿命試験などがあります。
要求品質が満たされていない場合は、原因を追究して仕様などを修正しなければなりません。耐久性や安全性を担保した装置部品を製造するためには、このような試作品を活用したテストが重要な役割を果たします。
大量生産後の修正にかかるコストをカットできる
装置部品を試作することで、大量生産後の修正にかかるコストを削減できます。
上述したとおり、装置部品の試作は問題点を洗い出せる点がメリットです。試作段階で設計ミスや改善点を発見できれば、大量生産前に問題を解決し、より良い部品に仕上げられます。
一方、試作せずに大量生産したあと、装置部品に問題が見つかった場合は、再発注や製品回収などのコストが発生する可能性が高いです。大量生産前に部品の試作をおこない、無駄なコストの発生を防ぐことは、企業の利益の増加にもつながります。
装置部品の試作品の依頼に適した業者の選び方
装置部品の試作を依頼する際は、以下のポイントを押さえて業者を選ぶことが大切です。
- 納品までがスピーディー
- 小ロットから依頼できる
- 加工の技術が高い
納品までがスピーディーであれば、試作品を使ったテストや問題点の改善など、速やかに次のステップに進めます。また、試作品は少量あれば十分なので、大量生産のみ受け付けている業者ではなく小ロットから依頼できる業者に相談することも大切です。
試作品は、完成品と同レベルに仕上げてテストなどをおこなう必要があるため、加工の技術が高く、要望に柔軟に応えてくれる業者かどうかもしっかり見極めましょう。
納品までがスピーディー
装置部品の試作を依頼する際は、迅速に納品してくれる業者を選ぶことが大切です。見積もりから納品までのスピードが早い業者であれば、テストや改善などのステップへ速やかに移行できます。改善後の再試作も素早く進められるため、大量生産までの期間を短縮できるでしょう。
また、仕様の変更や追加の要望があった際に迅速に動いてもらうためには、コミュニケーションのスムーズさも大切です。電話やメールなどでの連絡にすぐ反応してくれるかどうかも、契約前の段階で見極めておくことをおすすめします。
小ロットから依頼できる
装置部品の試作を依頼する際、小ロットから対応してくれる業者を選ぶことも意識しましょう。
一般的に試作段階では、少数の部品を製作してテストを重ねます。そのため、小ロットから製作可能な業者であれば、無駄なく効率的に一連の工程を進めることが可能です。
また、小ロット生産に対応している業者は、柔軟な対応が可能な場合が多く、設計の微調整や改善点の反映もスムーズに進みやすくなります。試作を重ねるたびに品質を向上させれば、より高品質な部品作りもおこなえるでしょう。
加工の技術が高い
高度な加工技術を持つ業者を選ぶことも、装置部品の試作を依頼するうえでは重要です。高い精度が求められる試作品は、加工技術の低い業者では対応できない、または仕様を完全に再現できない可能性があります。
試作品が仕様どおりに製作されなければ、正確なテスト結果も得られません。結果が悪い場合でも、設計上の問題かどうか判断ができず、原因の特定が困難になってしまいます。
依頼先の業者を調べるときには、過去の試作品の製作実績を確認することも大切です。
▲試作段階の押出成形用金型(アルミ材、マシニング加工)
装置部品の試作品ならタムラエジアにお任せください
装置部品は、試作品で問題点の確認、改善などの作業をおこなうのが一般的です。試作品は完成品と同様に高い精度で仕上げる必要があり、高度な技術を持つ加工業者へ依頼することが、試験結果の信頼性の向上やコストカットにつながります。
タムラエジアは金属加工の実績が多数あり、小ロットの試作品製作のご依頼もお受けしています。特殊な形状の部品でも、最新設備と確かな技術を持つタムラエジアが柔軟にお応えしますので、まずは以下よりお問い合わせください。
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